長年はがれた漆喰覆っていた外壁を取外し、本来の姿へ戻しました。
鉢巻は段数を増やし、和瓦と樋受金物を新調し風格を上げています。
曳家と呼ばれる専門の技術により土台と梁を水平に戻し、建物の歪みを直しました。
痛みが激しかった窓周りには瓦庇を取付け漆喰で塗り囲みました。
下見板は杉赤の良さを活かしたクリア塗装。隣接する塀も立て直しました
簡易な小庇だった入り口は柱を立てて奥行きを伸ばし使い勝手が良く風格のある佇まいになりました。
入り口の軒裏を見上げると火の魔除けとして龍の漆喰彫刻が隠れています。